夜のお仕事 産後すぐの復帰
19歳で妊娠、20歳で出産、現在アラフォーの主婦です。
大切な一人娘を出産した頃の話です。
当時は高卒でまともな仕事につくこともなく、アルバイト生活をおくっていました。
資格もなかったので、接客か販売しかできる仕事がなかったです。
その年齢は「楽して稼げる」精神があったので、後先なんて考えていませんでした。
そして私が選んだアルバイトが、夜のお仕事でした。
「キャバクラ」です。
その頃はまだ、夜の街も賑わっていました。
今と比べればお客さんも入っていて、営業しなくても勝手に店内が賑わい、シャンパンやボトルを頼む人も多くいました。
とりあえず出勤すればお金が貰える良い時代でした。
その頃お付き合いしていたのが、前の旦那です。
彼はごくごく普通の昼間の仕事をしていました。
友達の職場の同僚として知り合い、彼氏彼女の関係になりました。
結婚や出産なんて先の話で、想像すらしていませんでしてた。
「あまり夜は働いて欲しくないなぁ」という彼の気持ちには目も向けずに、キャバクラやスナックを転々と働いていました。
そんな将来の見えない日々の中、妊娠しました。
表現の仕方が悪いかもしれませんが、一撃で妊娠したのです。
「吐き気でタバコが吸えない」。
本能的に吸えなくなったのか、ただそれだけで妊娠を疑いました。
恐る恐る検査薬を使用した結果、見事に当たっていました。
当時は知識も情報も常識もお金もなかったので、子供を育てるのがこんなにも大変なことだとは全く知りませんでした。
おろすという言葉も知識もほとんど無かったです。
なので、結果がわかってすぐに産むことを決め、結婚しました。
お店に出勤している時も、お腹の子供はすくすく育ちました。
金欠のため、5~6ヶ月まではなんとかごまかしながら働きました。
その後、出産のためにお店を辞め専業主婦になりました。
いざ出産しても若い二人には子供を育てる経済力が無く、生活するのにやっとでした。
私は、産後1ヶ月も経たないうちに夜のお店へ復帰しました。
生活のためという理由をつけて、時給が高い仕事に戻ったのです。
そこでとても悲しく辛くなったのをハッキリと覚えています。
仕事中に母乳が出てくるのです。
トイレに行くたびに張っている胸を押して絞り出しました。
「赤ちゃんにあげるやつだ….何してるんだろう私」と、とてつもない罪悪感に襲われました。
それでも、誰にも言えずに仕事をしていました。
その後、なんやかんやで離婚。
シングルマザーになりました。
子供を産めない体になって、もっと可愛い時期を見ておけば良かったと思います。
大きくなった娘を見て、時々あの頃の申し訳ない気持ちがよみがえってきます。
36歳女仕事は自分にとってどのくらい大切なものなのか
はじめまして。
現在36歳、2人目を出産し育休中の身です。
今回は、1人目を出産し産休育休を取得した際の体験談をお伝えしていきたいと思います。
簡単に私の職歴をたどりながら、置かれていた状況、勤務先の福利厚生なども含めて記入していきますね。
私は短期大学を卒業後、新卒で社会福祉法人の会社へと就職をし、14年間正社員として勤務後、15年目の年に別の法人に正社員として転職、その年の初秋に2人目を妊娠し、現在に至ります。
1人目は28歳の時に出産しました。
7月の中旬が予定日だったので、その年の有休を消化しながら早めに産休に入り、ほぼ予定通りに出産をし、翌年の4月の中旬(お給料の締め日に合わせて復帰にしました)に職場復帰をしました。
1年間は育休を取得できることになっていましたが、4月を年度始めと捉える仕事の都合上、暗黙の了解で “4月復帰” と考えていました。
ただ幸いなことに子どもが満1歳を迎えるまでは、シフト勤務は免除され、1時間の時短勤務ができました。
その時の私は、我が子を第一に考えながらも、 “仕事と育児を両立している自分” にやや酔っていたように思います。
なので、当然といえば当然のことなのですが、本当に仕事を頑張りました。
“職場に迷惑をかけたくない” 一心で。
今振り返ると、後悔…という感情とは違うのですが、頑張ってたな~とか、今の私だったら違う行動を取るな~とか、同じことをしている後輩がいたら何か力になってあげられたらいいな~などと感じます。
なぜ私が今だったら違うと感じるようになったかというと、子どもを犠牲にしてまでやらなくちゃいけないことが仕事なんだっけ?と気が付いたからです。
ある時、仕事と子どもの行事が重なって、子どもの行事に行けない現状になったんですよね。
え、そんなこと?っと思うかもしれませんが、この時の私にとってはダメージが大きかったんです。
頑張ってきた仕事、迷惑をかけないようにしてきた仕事。
全部自分が決めてきた事だったけど、この時は “あれ?私がやってることは正しいのか?” “今まで何の為に頑張ってきたんだっけ?”っと。
ありきたりの言葉なのですが、どんなに責任のある仕事であっても、職場においてのあなたの代わりはいくらでもいるんですよ。
でも、子どもにとっての親はあなただけ。
仕事はもちろん大事。
でも子どもを犠牲にしてまでやることではないのかもしれないが、私の思うことです。
33歳女、産後時短勤務に変えて、楽になった
33歳女性、現在2児のママです。
わたしが産後に職場復帰したのは子供が半年になってからのことです。
もともと人手が足りなかったので、早めに職場復帰を頼まれると思っていたので想定はしていたのですが、いざ仕事を始めるとなるととてもきつかったです。
仕事を始める前は、わたしが家にいたので家事のほとんどをしていました。
旦那はもとから料理も洗濯も掃除もできないので、少しでも手伝いができるように、少しずつ教えていました。
特に子供が産まれた後はわたしも寝不足と疲れがたまり、きつい状態だったので、掃除機や簡単な料理をしてと頼んでいたのですが、旦那はいつも決まって「掃除するのを忘れていた」「今しないといけない?」「ご飯は弁当を買ってくるよ」と言って、家事のほとんどをしませんでした。
していたことといえば、夕食後の茶碗洗いだけ。
それも気になるドラマがあると途中でやめてしまい、結局わたしがしないといけないはめになっていました。
そんな状態での職場復帰。
職場が遠いので、朝も早く起きなければならず、疲れて帰ってきてからも夕食の準備や子供の世話があります。
旦那は、わたしが職場復帰をしたら手伝うとは言っていましたが、予想した通り、ほとんど手伝わず。
毎日寝不足の中、必死に家事と仕事をしていました。
ある日、このままでは体を壊してしまうと思い、職場の人に相談しました。
上司はわたしの家の状態をよくわかってくれて、それならば、時短勤務に変えてみようと提案してくれました。
その分、給料は減りますが、わたしの身体的な負担は軽減されます。
時間は帰る時間が30分短くなっただけですが、それだけでもだいぶん楽になりました。
今、振り返ってみても、あの時の生活は辛かったと思います。
職場復帰をされるのなら、まずは自分をサポートしてくれる人が必要です。
そのために旦那、もしくは実家を頼る必要があります。
わたしの旦那のように、家事も育児もほとんど手伝わないという人もまだいると思いますが、そこは茶碗を洗ってくれる、子供のおむつを替えてくれる、お風呂に入れてくれる、そんな少しだけでもいいので、手伝ってもらうようにしたほうが、自分も楽になり、子供にもやさしくなれると思いました。