産後の仕事復帰体験談:育児とキャリアの両立のポイント

46歳女 産後仕事の復帰は、納得のいくように時期を考えよう

二人の子どもを育てる40代の主婦です。

子どもを授かるというのは、予定しても予定どおりになる訳ではありません。

私の場合もそうでした。

30歳になり、広告デザインの仕事を、ようやくフリーとしていただけるようになった矢先の妊娠で、ギリギリまで仕事をして、結局、入院を入れて10日ほどで復帰しました。

その時は、仕事がなくなるという怖さに必死で仕事をしました。

もともと睡眠時間があまり多くないタイプだったので、子どもの夜泣きも苦にならず、子どものベビーチェアを足で揺らしながら、パソコンに向かっていました。

授乳時に、テキストを読んだり、スケジュールを確認したりする事で、なんとかこなしていました。

効率的に動けているという実感があったので、充実しているようにも思いましたが、打ち合わせ時などになると、割り切って子どもを預けて仕事をする、と思っていたものの、いざ出産すると、子どもから離れられない自分がいました。

極力、子どもを連れて打ち合わせに行く事が出来たのも、周りの方々のおかげでもあったと思います。

しかし、仕事は減りました。

そんな事もあり、子どもの世話で、仕事が中途半端になったと思われたくなかったので、必死に仕事をしました。

仕事をいただいていたプランナーさんは、自分の奥さんの出産の経験も踏まえて、ペース配分してくれていたのだと思いますが、当時はとても不安になり焦りました。

今思えば、もう少しゆったりしても良かったのではないか、と思います。

子どもを近くに置いて仕事をしていたので、子どもの成長は感じていますが、もう少し心に余裕を持って、育児を楽しむ事も出来たのではないか、と思います。

仕事にも旬というものがあると、私は、今も思っています。

一度でも、身を引くと、得られないものもあると思っています。

しかし、子育てにも旬があると思っています。

そして、その旬は、自分次第だと思います。

身近すぎて見えにくいですが、自分の身体や出産は、やはり奇跡的なものだと思うので、大切にしてほしいと思います。

41歳女 産前の同じ職場部署に復帰 育児休暇1年取得後

初めまして、40代で3人目の子供の出産をし育児休暇を1年取得後仕事に復帰した者です。

10年以上務めた会社で、産前産後休暇、育児休暇1年をマックス消化して勤務先の規定どおり産まれた子供の1歳の誕生日から職場に復帰しました。

育児休暇中に職場から休暇期間を短縮して復帰しませんかと2、3回話をされました。

産後も仕事は辞めるつもりはなかったので、育児休暇を短縮して復帰する話を会社からされたときは、断ってしまうと元の職場に戻り辛くなるのではないか、もともと居た部署へ戻れないのではないかとものすごく不安になりました。

自分の気持ちとしては、やはり産まれたばかりでものすごく可愛くて愛しくてしょうがなかったので出産前は絶対に職場復帰しようと考えていましたが、産まれたあとはこのまま退職して子供が小さいうちはずっとみてあげたいと気持ちが変化していました。

そんな中期間短縮復帰の話で大変不安な気持ちに。

一応復帰しなければならなくなるかもと思って自宅付近から勤務先の会社付近で子供の送迎時間が勤務時間と合うか、1歳前でも託児可能か、託児料金が適当であるか等を基準に託児所や保育所などを探してみました。

しかし、なかなか自分の希望する施設は見つかりませんでした。

居住地域が地方のかなり田舎なのでもともと託児所や保育所が少なく、私の勤務時間がシフト制の職場だったので子供の送迎時間が合う施設がなかなか見つからなくて、更に0歳時保育をやっている施設は数ヵ所しかなく定員数も少なくどこも空き待ち状態でほぼ全滅でしたが、唯一希望が叶いそうな無認可託児所が1ヶ所だけ見つかりました。

しかし、託児所の決まりで生後6ヶ月以降からしか預かれないとの事でその時点ではまだ6ヶ月に達していなかったし定員満員との事で空き待ちに仮予約になりました。

復帰予定の職場には実情を説明したりしてなんとか復帰は先伸ばしで渋々承諾を得られました。

その後も短縮して復帰の話は出ましたが、子供を預けるのが不可能と言う理由で先伸ばしし、育児休暇をマックス消化して復帰しました。

丁度子供の1歳の誕生日の1か月前に託児所の定員空きが出てお試し保育も2週間ほど体験出来て私も子供も復帰への準備をすることが出来ました。

子供と離れるときは何日か寂しくて大丈夫か心配で涙する日もありましたが徐々に仕事に向かえる気持ちになれました。

産後仕事に復帰するなら、早めに準備をすることをお勧めします。

33歳女 産前の職場に復職しましたが1年目は怒涛の日々でした

復職3年目、もうすぐ3歳になる一人息子を育てている33歳ワンオペワーキングマザーです。

出産翌年の4月から息子を保育園に預け、産前から働いていた職場に復職しました。

うちの息子は9月生まれ。

出産までは頭がいっぱいで、保育園や復職のことはほとんど考えられていませんでした。

産後2ヶ月程が経った時に自治体の保育園入園希望者への説明会があり、そこに慌てて参加。

他の参加者の意識の高さに圧倒され、また0歳4月入園だと生後半年という小さいうちに保育園に預けるようになることもあり、復職はせずこのまま退職して専業になろうかと悩みました。

それでも我が家の家計は私が復職しないと火の車。

様々な不安を抱えながら数か所の保育園を見学し、入園の申し込みをしました。

その年は運良く0歳クラスに余裕があり、第1希望の保育園に入園することができました。

入園の決定通知を受け取った時は、息子と離れることを急に実感して息子を抱きしめながら泣いてしまいました。

復職後は仕事の感覚を取り戻すのに苦労しました。

またよく聞く話ですが、入園1年目は子どもが本当によく体調を崩します。

おまけにうちの息子は食物アレルギーが発覚し、1週間の半分は早退、お休みという週もしょっちゅうで、職場に電話をもらい慌ててお迎えに行き、そのまま小児科へ行ったことも数え切れないほどあります。

平日の仕事終わりに2日、そして土曜日と週3で小児科に通うといった日々でした。

私の職場はシフト制で、私が抜けた穴は同僚が埋めます。

同僚たちは皆理解があり快くファローしてくれましたが、ギリギリの人数で回している中だったので上司からはこれ以上迷惑をかけるなら辞めてもらいたいといった趣旨のことを言われたこともあります。

うちの夫は土日祝に休みがなく平日も仕事が終わるのは19時過ぎで、基本的に私がワンオペで育児をしています。

復職してからの保育園の送り迎え、離乳食、お風呂、寝かしつけや夜泣き対応、通院や看病も全て私がやっていました。

そんな毎日に疲れきってしまい、復職半年がすぎた頃に一度体調をガクッと崩しました。

今思えば復職後にどういった生活になるかをもっと具体的にシュミレーションして、夫との家事・育児の役割分担しっかり話し合っておくべきでした。

いざ生活が始まってしまうと、それがどんなに大変でも「やるしかない」状況になります。

そしてやるしかない以上、できてしまうのです。

私が無理して1人でしまったためか、夫の中では自分がやることだという意識がどんどん薄れていきました。

夫に何度も相談はしましたが、一度薄れた意識はなかなか変わらず、今でも基本的にワンオペは続いています。

家庭で1番近くにいる大人である夫の理解、協力は母親の復職には必須です。

そのことを復職前から夫婦で話し合えることが理想だと思います。

仕事の状況等で物理的に負担が偏らざるを得ないことも多くあると思いますが、家事も育児も2人で等しくやる物だという意識とそこに伴う苦労を共有することができると良いと思います。

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