38歳女性 予定外の仕事復帰だったけれど後悔はありません
私は、30歳で子供を出産した働く母です。
出産当時、旦那の実家に同居していました。
私としては、子供が幼稚園に入るまでは、子育てに専念しようと考えていました。
子供と過ごす時間はとても穏やかで、幸せな時間でした。
ところが、義母との折り合いが悪く、「主婦は2人もいらないから、あんたは職場復帰しなさい」と言われてしまったのです。
また、初産だった私は母乳の出が悪く、粉ミルクを主に飲ませていたこともあり、私が職場復帰した際には、義母が子供の面倒を見ると言うのです。
義母に逆らえなかった私は、産後2ヶ月で職場復帰しました。
妊娠中まで働いていた職場だったので、仕事自体は楽しかったのですが、仕事中も子供のことが頭から離れず、とても寂しい思いをしました。
また、体を動かすようになったからか、職場復帰してすぐ、母乳が出るようになりました。
仕事中は母乳を飲ませることが出来ない為、胸が張ってしまい、すごく痛かったです。
休憩中に、トイレで母乳を絞出していました。
朝、子供の機嫌が悪い日など、仕事に集中出来ない日も多かったです。
昔のままの子育て方針を押し付ける義母に対して、苛立ちを覚えることも少なくありませんでした。
その後、保育園に入れる月齢になったので、子供を保育園に預けることにしました。
それからは、義母に預けていた頃よりも、仕事に集中出来るようになりました。
今思えば、本心では、子供が幼稚園に入るまでは一緒に居たかった気持ちが大きいですが、保育園に通っていたお陰で、子供は人見知りをしなくなったのが良かったです。
子供がいるということを配慮してくれた当時の職場の上司、同僚には、本当に感謝しています。
今は転職しましたが、働く母親の姿を見るということは、子供にとっても良いことが多い気がしています。
今ではすっかりお兄ちゃんになった子供が、「ママ、お仕事頑張ってね」と応援してくれ、さらに愛おしい存在になったように感じます。
52歳 女『後ろ髪をひかれる』『内蔵をえぐり取られる』の意味を実感
大学卒業後、約30年社会人をした52歳主婦です。
正社員、契約社員、パート社員など、色々な立場で働いてきました。
私は元々「子供を出産したら専業主婦になろう、それまで後悔のないように全力で働こう」と考えていたのですが、主人が独立の道を目指したこともあり、経済的サポートのために、出産3年後から職場復帰することになりました。
「子供を預けて働く」という中で、最も辛かったのが子供が保育園に慣れるまでの朝の預ける瞬間です。
「後ろ髪を引かれるとはまさにこのことだ!」感じ、子供が私の名前を呼び、泣き叫ぶのを聞くと、「内臓をえぐり取られる」を体感した気がしました。
今にしてみると大げさな、と思ってしまいますが、当時は私も子供も辛さの頂点にいたのだと思います。
このようなスタートでしたが、子供の適応力はすごいもので、あっという間に園に馴染み、私が拍子抜けするほどにあっさりと登園するようになりました。
お友達との毎日を楽しみ、私が教える間もなく、箸の持ち方、トイレトレーニング、お着替え、リボン結びのしかたまで、覚えてきました。
当時の保育園の先生方やお友達には感謝しかありません。
私の方はしばらくぶりの会社生活だったのと、ちょうどそのころOA化が進み、それについてゆくのが大変でした。
ストレスがたまり、調子を崩すこともありましたが、どうにか乗り越えてやってきました。
子供も、通園することにより感染症リスクが高くなるので、病気で休むこともしばしば。
私の有給休暇はほとんどそれに消えてゆきました。
保育園の保護者会で、「こんなことで働き続けることができるのでしょうか?」と先輩ママに相談したところ「大丈夫。絶対どうにかなるから」と励まされました。
3姉妹を育てる先輩ママの言葉はとても説得力があり、納得させられました。
それ以外は保育園に通った数々のメリットの方が多かった(子供の独立性、友達との関わり、季節行事を楽しんだこと、外遊びが十分にできたこと、等)ので、今にしてみれば仕事復帰をして本当に良かったと思います。
保育園育ちの子は、小学生になってからの生活力のレベルがぜんぜんちがいます!(給食の準備をちゃっちゃとできる、体操着のお着替えが早い、困った子を見つけると自然に助けちゃう、等)頼もしい小学一年生に。
おまけにひとまわり強くなったお母さんもできあがりますよ!
33歳女性、思いきって行動したら案外うまくいった
30代の女性会社員です。
昨年、子供が1歳を迎えたため、子供を保育園に入園させ、職場に復帰をしました。
最初は、正直、やっと子育てから解放されると思いました。
子供は大好きですし、ある程度大きくなるまで一緒にいてあげたいとも思いましたが、やはり体と心が限界でした。
また、元々仕事が好きで働いていたので、社会から切り離されて生活をすることに対しての不安と、毎日同じことを繰り返しているせいで刺激がなく、自分の脳が衰えているような感覚があったため、とにかく現場に復帰したいと思っていました。
しかし、現場復帰というのは世間でも言われているように、登園を始めるとどうしても子供が体調をしょっちゅう崩すようになってしまい、以前のようにバリバリと働くことが難しくなってしまいます。
私もかつては育休復帰者のフォローアップをしていた身だったので、現場への負担は理解していました。
ですので、批判覚悟で復帰する前に職場へ子供を連れて挨拶に行き、今の自分たちはどういう状態なのか。
これから予測される事態と職場の皆にかかるだろう迷惑、そして、それを回避するために私がする対策はどういったものなのかを説明しました。
すると、現場の皆からは「仕方ないよ。だって、そんなに小さい子いるんだもん」と案外あっさりと理解を得ることが出来ました。
相手の状況が見えないから、不満や邪推が出て来てしまうのだと思った私の予想は当たりました。
特に若い独身者からすると、1歳という年齢の子供がどのくらい小さくて、どの程度のことが出来るのかが分かりにくいため、批判しがちだったのだと思います。
まだヨチヨチと歩きはじめたばかりの姿を見て、「こんなに小さいのであれば病気や怪我したってしょうがない」と、心から納得してくれていた様子でした。
子供が小さいとどうしても病気で仕事を休まざるを得ず、職場からは冷たい視線を浴びせかけられるお母さんは多いと思います。
しかし、それらは相手が自分の状況を理解していないから起きる不満だと思います。
私ほど思い切れとは言いませんが、相手に理解してもらえるように、勇気をもって自分から動くことも必要だと思います。
子供のため、自分のためにも負けないでください。