産後の仕事復帰体験談:育児とキャリアの両立のポイント

33歳女 早くに復帰してバタバタな日常になった

私は現在30代の主婦です。

我が家には2歳と8歳の子供二人がいます。

私は一人目を出産した後、半年くらいで職場復帰しました。

職種は接客業です。

実は、もともとは1年ほど経ってからの職場復帰を考えていたのですが、今まで働いていたせいか早く働き始めたくなり、早々に職場復帰しようと思い立ちました。

幸いにも子供の保育先もすんなり決まり、職場にも連絡をして復帰をすることが出来たのですが、仕事をしながらの家事育児は想像していたよりもかなりハードなものでした。

インターネットなどの情報から、家事と育児の両立をするワーキングマザーは大変ということはわかっていたつもりでしたが、なんとなく家で子供と二人でいても時間に余裕があったし何とかなると考えていました。

しかし、それは子供の離乳食が始まってから甘かったと痛感しました。

私が職場復帰して一番大変と感じたことが、子供への食事作りでした。

時短で働かせていただいていたとはいえ、子供を迎えに行ったらもう夕方の時間で、そこから離乳食を用意するのがものすごく苦痛だったのです。

大人なら、簡単なものでパパッと済ませてもいいかと思えるところ、我が子はパパッとはおろか、きちんと裏ごししたり柔らかくしたものでなければなりません。

この手間が本当に大変で、毎日バタバタとしてしまい、これはもう少し食事内容が落ち着いてからの職場復帰でもよかったなと思いました。

食事に時間を取られてしまい他の家事まで出来なかったり、最初の頃はそのせいでイライラも増えてしまっていたように思います。

急にバタバタした生活になってしまい、子供にも良くないかもと悩んだこともあります。

そんな私ですが、家事の手抜きを考えたり、食事はまとめて作って冷凍したりと工夫をして、二人目を出産するまではバタバタでしたがなんとか仕事と両立してやってこれたと思います。

現在は二人目を産んでから、前回の大変さがあったので仕事自体を辞めて専業主婦をしていますが、もう少し大きくなって幼稚園に入るくらいになったらまた仕事を探して再開したいと思います。

もし、職場復帰を早くにすべきかなど悩んでいる人がいたら、私の経験から言えるのは、あまりに早い復帰は本当にバタバタしてしまい日常が慌ただしくなってしまうので、焦らなくてもいいんじゃないかということです。

期限が決まっていたら仕方がないですが、もし急いで復帰する必要が無ければゆっくり子供と過ごす時間も大切ですし、私自身二人目との時間をとても楽しめています。

私は自分のバタバタに一人目の子供を巻き込んでしまったのをちょっと後悔しているので、こんなふうに感じました。

33歳女性 子供の体調不良による休みが続き働く環境が悪化

私は30代女性で4歳のと1歳の娘の母親です。

元々調剤薬局で薬剤師の仕事をしており、子供の出産の際には2回とも産休、育休を取得し、その後仕事に復帰しています。

仕事復帰の際には、上司からの強い仕事復帰の要望もありました。

調剤薬局は比較的社員の薬剤師の人員を絞っており、私が産休、育休で抜けてしまっただけで他の従業員の方々の負担は大きくなってしまいます。

そのため、上司からはぜひ復帰してほしいとのことでした。

私は、一人目の出産の後は時短の正社員として復帰しました。

ただ正社員というのは店舗の運営にそれなりに責任を持たなければいけない立場にあり、育児と仕事を両立する私にとってはやや大変でした。

私の夫は自営業で休みがないため、子供の面倒は基本的に私が全て行う必要があります。

子供も保育園に預け始めた頃は1歳ちょっとで、次から次へと体調不良を起こしました。

保育園に通い始めると沢山病気をもらうとは聞いていましたがここまでとは思っていませんでした。

ただ、夫は仕事を休んで子供の面倒をみることができないので、私が仕事を休んで面倒をみることになります。

これによって、私は仕事に復帰してから子供の体調不良で仕事を休むことを繰り返していました。

少しだけなら他の従業員の方の理解も得られますが、休む頻度がとんでもなく多かったので、ついには上司に休み過ぎだから家族の協力を得てもらえないかという要請がきました。

ただ、私の家庭環境ではそれは無理だということを伝えると、関係がぎくしゃくしてしまいました。

そんなこともあって、2人目の出産後に職場復帰する際には、正社員はやめてパートとして働くことにしました。

これによって、重圧から解放され、育児と仕事の両立がうまくいくようになりました。

最初からパートになっておけばよかったと後悔しています。

一方で、パートではボーナスの支給はないのでそのあたりにさみしさを感じます。

出産からの職場復帰を考えられている方は、その仕事環境で育児と両立することが可能なのか復帰する前にしっかり考えるべきです。

また、育児と仕事の両立には職場の従業員さんと家族の協力が不可欠です。

そういったところとの関係を良好に保つことも気持ちよく仕事をするために大切なのではないでしょうか。

26歳 女性 妊娠・出産で退職したけれど、やっぱり働きたい

一人娘を育てた看護師をしている女性です。出産をしたときは、26歳の頃でした。

看護師をしていると、三交代勤務が辛くて、早く専業主婦になりたい、と強く思っていました。

たまたま結婚した相手は、女性は家庭を守ってほしいタイプの人でした。

当時は、すべては勤務中心に回り、明日は夜勤入りだから、今日は何時に寝よう、とか、疲れる遊びはやめよう、とか、そういったことを考えて、すべてがど三交代勤務のシフト中心に回っていました。

そのため、自分のキャリアが大事と考える、今とは全く違い、早く専業主婦になる、目指せ、専業主婦、と思っていました。

そのため、妊娠を機に、産休明けに退職をすることを選択しました。

ところが、産休に入り、出産をして、その後しばらく家にいたら、気が狂いそうな思いになりました。

せっかくあこがれの専業主婦になった、これで、自由な時間ができる、料理にも手をかけられる、子どもと向き合える、なんていうような思いがあったのは、ほんのわずかの期間でした。

自由な時間があっても、結局自分で自由になるお金がないわけです。

結婚までの貯金なんてしれていますし、夫のお金で遊ぶわけにもいかないし、だいたい夫の給料だってしれていますから、先立つものもなく、描いていた理想とは程遠い専業主婦でした。

そして、なによりも、社会から隔離された、〇〇さんの奥さん、○○ちゃんのおかあさん、でいることが耐えられなくなり、再就職をすることにしました。

この再就職活動も厳しく、乳児の子どもを預かってくれるところがないわけです。

そこで考えたのが、パート勤務で働いていた母が子どもの面倒をみてくれることが可能な時間と、夫の仕事のない土日とを活用することでした。

母はすんなり協力をしてもらえたのですが、夫は猛反対しました。

なにせ、夫婦がすれ違いになるのはわかっていましたから。

ですが、このまま家にいたら、私の心が壊れてしまう、ということを強くいって、しぶしぶ働くことを受け入れてもらいました。

幸いにして、看護師という職業は、そういった働き方のできる仕事でした。

理想とする職場とは程遠いところではありましたが、それでも、しばらくの間の辛抱、と自分に言い聞かせ、働きました。

そこから転職を繰り返し、少しずつランクアップをしていきました。

看護師という資格があったから、このようなことができたのでしょうが、そうではなかったら、こういったことは難しかったかもしれません。

その点では看護師になったことはよかったように思います。

ですが、それでも、同期が早くに管理職になるのを横目で見ないといけない、ということもありましたので、自分の職業人としてのキャリアについてよく考えて、選択をするべきだった、と後悔をしています。

妊娠・出産で仕事を辞めるかどうか、はとても大切な選択ですから、慎重に考える必要があります。

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